無理をしない復職を!

出産などで看護師の仕事を辞めてしまった看護師は、復職する時に「新しい職場できちんと働けるだろうか」「仕事上の多くのことを忘れてしまっているのではないだろうか」などといった不安を抱えてしまいます。また、ブランクの期間によっても変わりますが、復職すると前と同じように体が動かないことも考えられます。子育てはまだ続きますし、体力も前より衰えてしまっているからです。そういう時に無理して以前と同じような職場で働くと、生活が乱れたり、体調を壊したりしてしまうことになります。したがって、復職は自分ができる範囲で余裕のある働き方をすることが大切です。

たとえば、パートの看護師であれば時短労働も可能なので体力的には楽になりますし、仕事が大変な部署に回されることも滅多にありません。シフトが自由に組めるので、夜勤を断ることもできますし、家庭との両立もしやすくなるでしょう。また、仕事への自信がない場合も、他の看護師のフォローを受けやすくなります。

それから、病院ではなくクリニックや高齢者向けのデイサービス、保育園の医務室などを職場に選ぶのも一つの方法です。いずれは病院で仕事がしたいと考えている方も、最初は負担の少ない職場で仕事をして自信を取り戻す方法は無理がなくておすすめです。

また、ブランクのある看護師に向けた復職支援のセミナーなどを受講してみるのも良いかもしれませんし、病院によってはブランクを埋めるための研修制度を設けているところもあるので、転職活動前にリサーチしてみてはどうでしょう。看護師の復職を応援する記事が載っている【ブランクありの看護師だって働きたい!】にもこれらに関する有益な情報があるので、ぜひ覗いてみてください。